• 1月 28, 2025

~令和時代の‘‘慢性疲労症候群‘‘に立ち向かうためにNMNと相性のいい成分を理解する、当院で購入できるNMN~

明けましておめでとうございます。
皆様は、年始のスタートは気持ちよく切ることはできましたか?
今回の年末年始は長い方で、9連休という方もおられたのではないでしょうか。その分、年始の仕事始めは、疲労感が強く感じることも多かったとも思います。
そんな、日々の激務に追われている方に、少しでもその疲労感解消のために効果的な内容になるよう今日はお話します。

1、慢性疲労症候群とは

生活が著しく損なわれるような強い疲労が少なくとも6か月以上の期間も持続、もしくは再発を繰り替えすことを慢性疲労症候群といいます。
もう少し、具体的な観点からいうと、細胞内でのエネルギー産生がへたっぴになっている状態です。つまり、ミトコンドリアのATP産生が円滑に行われていない可能性があるわけです。

体には、約37兆個もの細胞があるわけで、そしてほとんどの全ての細胞には、ミトコンドリアが存在するわけで、このミトコンドリアという部位で一斉にATP産生がへたっぴになると、そりゃ
思うようにエネルギーが生産できなくなり、しんどく感じるのもうなづけます。

2、ミトコンドリアのATP産生力をあげるには

では、この疲労感まんさいの、ミトコンドリアを元気づけるにはどうしたらいいのか、ミトコンドリアに栄養をあたえるにはどうしたらいいのか、またさらに元気をなくしてしまうような要因は何があるのかを理解することが重要です。

A:ミトコンドリアの元気をなくす要因

  • 睡眠不足
  • 慢性ストレス
  • 高血糖
  • 酸化ストレス
  • 銅毒素、重金属 など

いわゆるフリーラジカルを産生する要因といわれているものです。まあ、一般的に、体に悪いよねという内容で特に真新しさはないですね。私がよく外来で、睡眠時無呼吸検査をお勧めする理由は、慢性疲労を改善して、日々の活力にみちた生活を送ってほしいという願いからでもあります。

B:ミトコンドリアを元気にするには

  • ビタミンB群
  • コエンザイムQ10
  • NMN
  • カルニチン
  • クレアチン
  • αリポ酸
  • エピガロカテキンガレート(EGCG)
  • グルタチオン
  • メラトニン
  • ポリフェノール
  • プロアントシアニジン
  • セレン
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • 亜鉛

などなどあげだすときりがないわけです(汗)。

要は、バランスよく食事を食べましょうとよくいわれる理由はそのためで、NMNばかりとっていたから健康になり、活力がでるかといったらそういうわけではありません。
NMNをとったのに、元気がでないし、何も変化がないといわれることも多いです。それは、NMNをとれだけ摂取してもそれを活用する酵素、栄養素がなければ、猫に小判、豚に真珠の状態になるだけです。
NMNをとっても、睡眠不足、カロリー過剰摂取、アルコール多飲をしていれば、効果が望めるわけもありません(実験結果で証明された効能も、マウス実験でもマウスはお酒をのんだり、睡眠不足にさらされたりしてません)。

それでは、何が重要かというと『ミトコンドリアで、ATP産生を行うために、色々な経路があるにしろ、一本道でいいから最初から、最後までしっかり回路がまわるように一連のセットで栄養を摂取すること』です。

3、NMNに関わる重要酵素も意識することが重要

それでは、NMNを内服することで、最終ゴールのATP産生を達成し、そのATPをエネルギーに変換することを達成するまでに大まかに何が必要なのかを考えてみましょう。

NAD+は、以前の私のブログでも書いたように(もしよければ、”NMNサプリメントについて”をご覧ください)すべての細胞に存在し、細胞の代謝とエネルギー産生に中心的な役割を果たします。
年齢とともにそのレベルは自然に低下していくもので、加齢に伴う退行変化や、代謝の機能不全に関連していくといわれています。

★ビタミンB3からATP産生、サーチュイン1が刺激されるまで

以前は、健康的に食事を食べ、運動をすることでNAMPTを増やし、NMNを補充すれば、よりサーチュイン1を活性化できるとお話をしていましたが、さらに深く入り込んでいきます。

NMNを摂取しても、上記のNMNAT1, 2, 3 が不十分だと、最終目標であるNAD +が産生されにくくなります。つまり、NAMPTを活性化するため、運動をしっかり行いながら、NMNATを活性化するために、亜鉛、マグネシウムをしっかりとる必要があるわけです。

ちなみにNAMPTもマグネシウム依存ですので、運動、マグネシウム、亜鉛はNAD+産生にとても重要であることはお分かりいただけると思います。
特にマグネシウムは、エネルギーにとどまらず、免疫機能、気分、記憶にも影響を与えるのでとても重要です。加工食品にはマグネシウムのレベルが低いため、日本人はこのミネラル不足にさらされていることが指摘されています。

4、当院の”慢性疲労症候群”に対する試みとは

当院では、NMNの質はこだわるのはもちろんのこと、ATP産生を効率的に行うにはどうしたらいいのか、サーチュイン1遺伝子を活性化するにはどうしたらいいのかを常に考えています。これが、慢性疲労に効果があると考えているからです。
そのためNMNにはコエンザイムQ10が含まれたものを扱い、マグネシウムを含む水素水を同時に内服する飲み方を推奨しています。これがATP産生を円滑に行うことができると考えます。

ちなみに水素水から発生する水素は、胃内で吸収され、大豆やオートミールで摂取したシステイン、メチオニンと反応することで低濃度H2Sができ、これは、サーチュイン1遺伝子を活性化することにつながります。

もし当院でのNMNを購入したいという方は、是非ご相談ください。
当院では、NMNと水素水を同時にご購入頂けます(NMN 12960 円、マグネシウム含有水の素 12960円)。
少しでも皆様の日々の生活での活力向上にお役立て頂ければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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