禁煙外来について

禁煙外来について

禁煙外来は、喫煙習慣を止めたい人を対象としている専門外来です。当クリニックの禁煙外来では、対面外来とオンライン診療を行っています。医師が患者さまの喫煙歴をきちんと把握した上で、禁煙補助薬の処方をし、治療の経過を見守りながら、適宜アドバイスいたします。離脱症状が起こった際には医師が迅速に対応するので、禁煙を継続しやすくなります。
一定の条件を満たした患者さまの場合、健康保険を使った禁煙治療が受けられます。

外来の流れ

保険診療の可否の判断としては、受診された患者さんには、まず問診票を書いてもらいます。

  • ニコチン依存症の判定テスト(TDS)が5点以上であるブリンクマン指数が(一日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上
  • ただちに禁煙したいと思っている
  • 禁煙治療を行うことを文書で同意を頂いている

この条件を満たしたときに、保険診療を受けることができます。

また、「依存状態等を医学的に判断し、本人に禁煙の意思を確認するとともに、家族等と相談の上算定することができる」とも厚生労働省の見解があります。

禁煙外来を一度トライされた方は、前回の初診日から1年経過していないと保険診療ができません。

2026年からは、バレニクリン(チャンピックス)が生産、供給が再開したため、現状は、薬物治療は、バレニクリン、ニコチンパッチのどちらかとなります。

ニコチンの成分が含まれた貼付薬(ニコチンパッチ)を用いた治療に関して補足です。これによって、禁煙による禁断症状は緩和されるようになります。使用方法ですが、朝起きてから夜寝るまでの間は同パッチを貼り続けます。これを6週間続け、問題がなければ7週間目からニコチンの含有量が半分のニコチンパッチを使用していきます。さらに9週間目からは何も付けない状態になります。

副作用に関してですが、ニコチンパッチを毎日同じ箇所に貼り続けると皮膚がかぶれるなどしますので、貼付位置は毎日変えるようにしてください。

禁煙の主なメリット

  • 咳や息切れが改善される
  • 肺疾患や心疾患、がんなどのリスクが下がる
  • 寿命が延びる
  • 目覚めが爽快になる
  • 肌の調子が良くなる
  • タバコ代が必要なくなる など

禁煙治療の流れ

標準的な禁煙治療では、12週間にわたり、合計5回の診察を行います。

  • 通院初回
    • 健康保険で治療が受けられるかどうかの「依存度」を算出
    • 呼気に含まれる代表的な有害物質(一酸化炭素)の濃度を測定
    • 健康状態や喫煙・禁煙歴を確認
    • ニコチン切れ症状への対処法などのアドバイス
    • 禁煙治療の内容を患者さまに説明し、同意が得られた場合は禁煙宣言書にサイン
    • 禁煙補助薬を選択し、その特徴と使用法を説明
  • 禁煙の開始
    • 禁煙補助薬による治療開始と同時に禁煙をスタート
  • 通院2~4回目
    • 初診の時点から換算し、それぞれ2、4、8週間後に医療機関を受診
    • 呼気一酸化炭素濃度の測定、および禁煙状況の確認、体調チェックとアドバイス
  • 通院5回目
    • 初診から12週間後(約3か月後)に最後の受診を行います
    • 前回までと同様、呼気一酸化炭素濃度の測定など
    • 今後も禁煙を続けていくためのアドバイス